TOMODACHI 障がい当事者リーダー育成米国研修プログラム

本プログラムについて

障がいのある日本の若者達が次世代を担うリーダーとして活躍する為に、リーダーシップおよびアドボカシー能力の向上を目的に、 米国マサチューセッツ州ボストンにて行われる5ヶ月間にわたる集中研修プログラムです。

参加者のリーダーシップ育成やアドボカシーの研修を推進するためにグループ形式で実施される本プログラムを通して、障がいやイ ンクルージョンに関する新しい知識やスキルをも習得します。また、研修生は、英語やアメリカ手話の能力向上に取り組みます。

プログラムでは、研修生は、障がいに関連する疑問点や課題、問題点などを基に、関心のある分野で各自の個人研修目標を設定しま す。プロジェクトの一環として、障がいに重点を置く政府機関または地域の組織団体でインターンシップを行います。

プログラムの終了後、研修修了は、リーダーシップを発揮しコミュニティに貢献することが期待されています。また、本プログラムの次 の参加者へのメンターとなります。

本プログラムは東京の在日米国大使館と米日カウンシルが運営するTOMODACHIイニシアチブとNorthrop Grummanからの助 成によって支援され、マサチューセッツ州立大学ボストン校地域インクルージョン研究所(ICI)にて実施されます。1960年代以来ICI は障がい者インクルージョンとアドボカシーのリーダーとして活躍しています。

リーダー育成プログラムの具体的な内容

  1. ボストンにおけるプログラムと、米国の生活ついての集中オリエンテーション
    研修生は文化的や教育的な活動にも参加していただきます。
  2. インターンシップ
  3. 各研修生は、個人的関心やプロジェクトのテーマ、研修ニーズに合った現地の研修現場にてインターンシップを行います。研修現場の 例としては、政府機関、非政府組織、学校、研修所、企業などがあります。
  4. 毎週行われるリーダーシップ・セミナー
    研修生は、実務研修について話合い、それぞれの経験を共有し、その経験と研修を障がいとインクルージョンの概念に関連づけます。
  5. 英語研修
  6. 研修生は、英語のスキルを向上に励みます。聴覚障がい者は、アメリカ手話の研修に参加するオプションがあります。

プログラムのまとめと最終活動について

研修生は、ボストンでの特別授与式にて、英語(またはアメリカ手話)で各自の研修経験について、15分間のプレゼンテーションを行 います。授与式には、ICI / UMass Bostonのスタッフ、同朋、インターンシップのアドバイザーとスタッフ、地域や国内外の障害者リー ダーなどの方々が参加します。

また、研修の経験について英語と日本語の最終報告所を提出します。報告書では、個別研修(インターンシップ)で重点を置いた疑問 文や課題、問題や経験及び習得内容、そして日本の各コミュニティにて、どのように学んだ事を活用し貢献しするかなどについてまと めます。

修了証書が授与され、本プログラムの次の参加者への メンターとなります。

2017年度プログラムスケジュール
7月28日 ボストンに到着
7月31日−8月11日TOMODACHI 研修とボストンでの生活についてのオリエンテーション
8月14日−12月8日 インターンシップ、週一回行われるリーダーシップ・セミナー、英語(またはアメリカ手話)指導
11月17日 最終報告書のドラフト提出日
12月15日 授与式:最終プレゼンテーションの発表と修了証書の授与
12月19日 日本へ帰国

応募条件

本プログラムへの応募に学歴や職歴は不要ですが、以下の条件を満たしている必要があります。

  1. 現在日本在住の障害を持つ日本国籍保有者。
  2. 2017年1月の時点で、18歳から35歳であること。
  3. リーダーシップの役割を担い、障がい者コミュニティに貢献する決意のある方。
  4. ボストンで行われる5ヶ月間のリーダー育成研修プログラムを修了する心構えがある方。
  5. ボストンでの個別障害者リーダー育成研修(インターンシップ)の焦点としての疑問点や課題、問題点を見い出すことができ ること。
  6. 基礎的な英語スキル(会話、読解、ライティング)を有すること。聴覚障害者の場合は、基礎英語読解力とライティング・スキ ルを有し、なおかつ基礎的なアメリカ手話のスキルを有することが理想。
  7. リーダー育成研修終了後、TOMODACHI障がい当時者リーダー育成米国研修プログラム修了生として今後の研修生のメ ンターになる意欲を有すること。

生活の介助が必要な応募者が本プログラムに選ばれた場合、研修生1名につきプログラム期間中、1500 USドルを上限とする介 助サービスの費用をプログラムが負担します。残りの費用は研修生個人の負担となります。ボストン現地での介助サービスへの手 配は本プログラムがお手伝いをいたします。

応募申請と締め切り

オンライン申請書はこちらからアクセスして下さい。

[オンライン申請書]

オンライン申請書は2つの分野に分かれています。パート1は、あなた自身について、そしてこのプログラムへの興味や想いを日本 語で表して下さい。そして、パート2は、ボストンのICIにて行われるリーダーシップの研修に関する具体的な目標を英語で説明して 下さい。

このオンライン申請書は、全て一度に完了する必要はありません。ページの上部に、Save and continue laterと記してある箇所 があります。その部分をクリックすると、あなたが記入をした回答を何度でも保存、上書きし、後に申請書を完成し提出することが 可能です。また、申請書の最終セクションには、最近撮った全身写真をアップロードして下さい。

参加申請書の締め切りは2017年4月16日です。


応募者の審査と参加者の選出について

選考はどのように行われますか?

アメリカと日本の障がいに関する専門家からなる委員会とICIプログラム・スタッフが全応募者を審査し、応募書類がプログラムの 目的に合った個人(最大2名まで)を選出します。

審査を通過した応募者は、スカイプにて個人面接を行います。面接は2部に分かれています。パート1は、日本語による本研修の興 味や目的について10分程、そしてパート2では、5分から10分程度の英語(聴覚障がいのある応募者にはアメリカ手話)のテスト が含まれています。委員会とICIプログラム・スタッフは、全ての参加候補者と面接した後、最終決定を行います。

応募者の審査はどのように行われますか?

個人および社会人としてのリーダーシップの目的を説明ができ、本プログラムによってどのようにこの目的が達成するのかを説明 できる応募者を探しています。

応募に関して質問があります。お問い合わせ先はどちらですか?

応募や選定の過程についてのご質問はDr. Heike Boeltzig-Brown (Heike.Boeltzig-Brown@umb.edu) または田那邊美和 (Miwa.Tanabe@umb.edu) までご連絡ください。

ボストンでの研修と生活について

プログラムが負担する費用と各研修生が負担する費用は?

プログラムが負担する費用:

研修生が各自負担する費用:

住居はどこですか?

研修生はプログラムが手配するボストン市内または近郊にある、アパートメントかホームステイ先に居住します。

必要とする配慮は提供されますか?

研修生一名につきプログラム期間中、1500 USドルを上限とする介助サービスの費用をプログラムが負担します。残りの費用 は研修生個人の負担となります。ボストン現地での介助サーサービスへの手配は本プログラムがお手伝いをいたします。

研修は英語で行われますか?

はい。研修生には英語またはアメリカ手話の基礎的な理解があることが期待されます。

英語 / アメリカ手話(ASL)が堪能です。英語またはASLのコースに参加する必要がありますか?

英語講座やASLコースに参加する必要はないかもしれませんが、これに関しては個別に決定します。

インターンシップを行う場所は自分で探さなければなりませんか?

いいえ。本プログラムが、それぞれの個別研修の目的実現をサポートするインターンシップ先やアドバイザーを探し手配をします。

ボストン滞在中に観光できますか?

研修プログラムは終日行われますが、地域の観光や旅行の機会があります。週末は研修がありませんので、プログラム・コーディネ ーターは、マサチューセッツ市内及び近郊やニューイングランド地方への旅行を提案することが可能です。

研修中に米国内外に休暇に行くことは可能ですか?また、日本へ家族訪問することは可能ですか?

研修生は、研修の全期間中、米国に滞在していなければなりません。本規則への特例を要請するには、プログラム委員会までご連 絡ください。

研修後

研修後の予定は?

修了証書が授与され、今後参加する研修生や他のTOMODACHI研修修了生のメンターとなります。メンターは、プログラムで習 得した内容についてプレゼンテーションを日本で行います。また、障がいのあるその他の日本の若者との電話やスカイプを介しての 会話に応じられるように準備を整えておきます。

2016年度 TOMODACHI 研修修了生

粟井優衣

早稲田大学在学中。

粟井優衣さんはボストンでは、アメリカの障がいをもつ学生達の高等教育へアクセスとセルフ アドボカシー能力の取得について学びました。また、社会的自立と充実した教育を促し、学生 達を職業的自立へと導く障害学生支援とキャリア支援 の活動内容を学び ました 。

インターンシップ先:ノースイースタン大学 障がい学生リソースセンター

“日本の障がい学生支援室では 当事者が受け身であるというような状況があり、 私は当事者として変える側でありたいです。”

Yui Awai

工藤登志子

東京の立川 Independent Living Center (ILC) に所属するピアカウンセラー。

工藤登志子さんの個別研修は、障がい者を含めた多様なニーズをもつ利用者を対象にしたア クセシブルな公共交通機関に焦点を当てました。特に、アメリカでの交通機関改善に携わる障 がい当事者団体やリーダーが持つ役割や日米間の交通機関に関する相違について学びまし た。.

インターンシップ先:マサチューセッツ州公共交通機関 システムワイドアクセシビリティ部

"障がいをもつリーダーはどのよう にコミュニティに貢献しているのだろうか。 障がいに関する問題には、 当事者がリーダーシップを発揮していくべきだと思います。"

Toshiko Kudo

高田朋美

東京のAvinton Japanに勤務するネットワークエンジニア。

高田朋美さんは、個別研修を通して、全ての人が利用できるユニバーサルデザインの概念を重 視した公共の場がどのように設立されるのか興味を持ち、更に障がい問題に関与するリーダー や団体がどの様に携わっているのか学びました。そして、ユニバーサルデザインに関する日米間 の違いと教訓を引き出すことが出来ました。

インターンシップ先:人間中心設計研究所

"問題点について声を上げる事が どれほど社会に影響を与えるかということに気づきました。 私達障がい者にしか出来ない意味のあることがあると学びました。"

Tomomi Takata

その他のインフォメーション

地域インクルージョン研究所(ICI)について

www.communityinclusion.org

マサチューセッツ州立大学ボストン校について

www.umb.edu

Northrop Grummanについて

www.northropgrumman.com

TOMODACHIについて

www.tomodachi.org

お問い合わせ先

Dr. Heike Boeltzig-Brown

プログラム・ディレクター
Heike.Boeltzig-Brown@umb.edu

田那邊美和

プログラム・コーディネーター
Miwa.Tanabe@umb.edu